地主さんの相続対策(久御山町在住80代男性Tさんの遺言書作成の事例)

相続関係説明図28.6.3

相談前

80代の男性Tさん(相談者)には長女,二女,養子縁組を行った長女の夫の計3人の子供がいました。Tさんは元々農業をされていましたが,今は引退し,子供や孫の中で農業を引き継ぐ人もいませんでした。また,預貯金も少額のみで,財産の多くは農地や山林が占め,自分が亡くなった後に今の自宅を妻に残したいという希望と子供達に出来るだけ公平に土地を残したいという希望をお持ちでした。そこで,Tさんは,みらい司法書士事務所に相談にお越しになられました。

相続関係

Tさんが亡くなった場合に相続人になる予定の方は妻,長女,二女,長女の夫(養子)の計4名でした。

みらい司法書士事務所の解決方法

Tさんから詳細な聞き取りを行うと,Tさんの希望はあくまで自分の死後も残された家族が仲良く円満に暮らしていけることであり,相続税対策などのために偏った遺言を残すおつもりは無いことが判明しました。念のために税理士をご紹介して意見を聞いてもらうようにとお勧めしましたが,ご本人の意思は固く,自らの考える分割案どおりの遺言を作成されることをお望みになられました。そこで可能な限りご本人の意思に沿うようにアドバイスさせて頂きながら遺言書の文案を作成させて頂きました。ご本人は高齢で出歩くことも大変でしたので,公証人にお願いして自宅まで出張してもらい公正証書遺言の作成を行うことになりました。

相談後

無事,遺言書作成日当日を迎え,Tさんの望むような遺言書を作成することができました。

司法書士からの一言

一般的に相続対策と言うと,相続税の節税対策が思い浮かぶかも知れませんが,どのように遺産を分ければ相続人が揉めることなく円満に相続が行われるかという分割対策はとても大切なものです。

①(遺産)分割対策②(相続税の)節税対策③(相続税の)納税対策。以上の3つの点にバランス良く配慮した相続対策が必要になってくるでしょう。

今回のTさんはその中でも残された家族の円満な生活を重視されました。その考え方は間違っていません。遺言書の作成など相続問題について,みらい司法書士事務所の初回相談は無料となっています。遺言書を残すにあたっては,遺留分や寄与分の他,相続税のことなどを十分に検討する必要があります。みらい司法書士事務所では必要に応じて協力してくださる税理士先生もいますので,安心してご相談下さい。

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