家族関係が良好ではなかった父親の相続放棄(京都市伏見区在住40代男性Lさん)

 

相続関係説明図28.2.26

 

相談前

 

40代男性Lさん(相談者)の父親(被相続人)は平成26年に70代でお亡くなりになりました。

Lさんは昔から父親を含めた親兄弟との折り合いが悪く,父親とも長期間に渡り音信が途絶えた状態でした。ある日,母親から手紙が来ました。その手紙の中身は父親が亡くなったこと,葬儀は既に母親と兄と姉の3人で済ませたこと,クレジット会社などへのカードローンで約50万円の借金があったこと,相続放棄の手続きを弁護士に依頼するため早急に連絡をして欲しいことなどが綴られていました。

Lさんは,相続放棄の手続きを行わないといけないことは頭で理解していましたが,そのために関係の良くなかった母親たちと連絡を取ることがどうしても我慢なりませんでした。そこで,自分だけは違う専門家に相続放棄の手続きを依頼しようと決断し,みらい司法書士事務所に相談にお越しになられました。

 

相続関係

 

被相続人の妻とLさんを含む子供3人が相続人となりました。

 

みらい司法書士事務所の解決方法

 

Lさんの母親からの手紙には父親に財産は無かったとの記載がありましたが,これが事実なのか裏は取れないので,もし父親に財産があったとしても権利を失うことになるとの説明を行いましたが,Lさんは「とにかく家族の縁を切りたいので,仮に父親に財産があったとしても興味は無い」との固い決意でしたので相続放棄の申立を行うことに決定しました。

 

解決後

 

無事に相続放棄申述書は家庭裁判所に受理され,父親の借金をを免れることが出来ました。

 

司法書士からの一言

 

相続放棄を望む方の目的のほとんどは借金を免れるためですが,今回の依頼者Lさんは,どちらかというと借金の放棄そのものよりも,家族との関係を断ち切りたいというところに主眼が置かれていました。

相続放棄については多くの相談が寄せられていますが,話を聞けば聞くほど,世の中には複雑な事情を抱えた方がたくさんおられるものだと思わざるを得ません。相談者の話にじっと耳を傾けることにより,その方の肩の荷が少しでも軽くなればと願って止みません。

みらい司法書士事務所の初回相談は無料となっています。気軽にお立ち寄り下さい。

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