「相続」についてお悩みの方へ

当事務所のHPをご覧いただきありがとうございます。
このページでは、皆さまの相続についてのお悩みを解決すべく、詳しくご説明していきます。

 既に相続が発生している方へ

相続が発生したら(相続の基礎知識)

法定相続と相続人(相続方法の決定)

相続手続と必要書類(不動産の名義変更)

遺産分割協議

相続放棄

遺産承継業務(任意相続財産管理人)

今後の相続に事前に備えておきたい方へ

遺言書作成

生前贈与

成年後見

 

相続に関してお悩みの皆様へ、当事務所からメッセージ

相続は必ず避けて通れない人生の一大事です。それにも関わらず相続について深く考え、しっかり準備をされている方はとても少ないのが現状です。欧米では亡くなる方の6~7割が遺言を残すのに対し、日本では約1割とのことです。

なぜなら、相続について深く考えることは自分自身の死に向き合うことにつながるからです。人は誰でも自分の死を考えるのを避けたいものです。また、日本人にはお金(財産)のことについて話すのは卑しいという考えが昔から根付いています。ですから、多くの方が財産の分け方や遺言書の作成などについて大事なことだと思いながら何の準備も出来ないまま亡くなっているのです。

しかし、本当にそれで良いのでしょうか?事前の準備を怠ったことで、残された家族が困ってしまう、もっとひどい場合には家族間で争い事が起きてしまう、そのような事例を私は数多く目にしてきました。自分の死後は残された者でうまくやってくれるだろう、ではダメなのです。

愛すべき家族のことを思い、その家族が困らないように事前の準備をしておく、それこそが本当の思いやりであり、人生の集大成として残りの人生を実りあるものにしてくれるのではないでしょうか。自分の死後、愛すべき家族が言い争っている姿を想像してみて下さい。それでもまだ相続への準備は必要ありませんか?

何の経験も実感もなくこのようなことを申し上げているわけではありません。
私自身も相続問題に巻き込まれた経験があるのです。生涯独身で子供のいない伯父が亡くなり、私も相続人の一人となりました。しかし、四十九日が過ぎる前に同じく相続人の一人である従兄弟の代理人を名乗る弁護士から相続分の放棄を求める手紙が来たのです。

こうなってしまっては、残念ですが取り返しがつきません。親戚としての縁は切れてしまいます。しかし、私は従兄弟が悪いとは思っていませんし、恨んでもいません。なぜなら伯父が遺言を残さず亡くなった時点で既に問題が起こることは決まっていたからです。

私は仕事上多くの相続争いを見てきましたから、叔父にもそれとなく遺言の事を生前に話しました。しかし、他人からの相談に対しては「遺言書を作るべき」と断言できる私も、自分が相続人になるケースでは「他の親戚から自分に有利になるように伯父を誘導しているのではないかと疑われたくない」という気持ちが働き、叔父に強く勧めることはできませんでした。その結果、親戚一同での話し合いすら一度も行われないまま弁護士の介入を招くという事態に陥りました。

この時の経験は私の相続問題に対する考えや姿勢を大きく変えるきっかけとなりました。相続争いが起こらないように事前の対策に万全を期すことの大切さを教えてもらった貴重な経験となりました。

既に相続が発生して困っている人、今後の相続に備えて準備したい人の負担を少しでも軽くしたい、その思いからこのホームページの作成へと至りました。相続問題で頭を悩ます人がこの世から一人でも減るようにと心から願って止みません。

みらい司法書士事務所 代表司法書士 森下 親房


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